a

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 02:13:41.79 ID:b7VtRI1pO


鈴木「うわ~、でっけ~」


鈴木「でもロケ内容が不安だな~」


鈴木「シードになるってなんだよ、シードって」


鈴木「あ~どうせなら塚っちゃんがこういう仕事やればいいのに」


鈴木「まあいいや。行くかな~、めんどくせぇけど」



4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 02:19:43.09 ID:b7VtRI1pO


鈴木「え~っと、ここ進んでけばいいんだよな」


鈴木「あ~帰りてえ~。空き時間とかで釣りできる場所ねえかな~」


鈴木「……」


鈴木「あれ、そう言えば何になるんだっけ?」


鈴木「……」


鈴木「まあいいや」



9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 02:24:49.54 ID:b7VtRI1pO


ガチャン


鈴木「あれ? 開かねーぞこの改札口」


警備のじいさん「誰だ、見かけん顔だが……」


鈴木「あ~、え~。撮影です」


警備「?」


鈴木「いや、だから。ロケでここ入らないといけないんですよ、

   通して下さいよ。話は通ってるんでしょう?」


警備「いや、さあ……」


鈴木「はぁ!? おかしいですよそれは~」


警備「そうは言われてもの~……」


シド「ああ、もしもし。あなたがスズキさんですか?」



11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 02:28:59.59 ID:b7VtRI1pO


鈴木「あ、はい。鈴木ですけど、この学校の人? 

   ちょっと責任者呼んでもらえないですかね?」


警備「こ、こりゃ! このお方はな!」


シド「ほほほっ、いいんですよ。

   とにかく彼を通してあげて下さい。私が許可しますよ」



鈴木(うわぁ、偉そうなじーさんだなぁ)


……ガチャン


鈴木「あ、これもういいんスか?」


シド「ええ、どうぞ」



12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 02:32:02.33 ID:b7VtRI1pO


シド「では、どうぞこちらです」


鈴木「うわ~中もでっけ~」


シド「ふふっ、気に入っていただけましたか?」


鈴木「いえ、別にそういうわけじゃないです」


シド「……」


鈴木「あ、そう言えば僕シードになるためにここに来たんですけど」


シド「……ははっ、なかなかユニークな方ですね」



17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 02:38:19.14 ID:b7VtRI1pO


「きゃっきゃっ」


シド「……まあ、ここでは何ですから。私の部屋に行きましょう、話はそれからです」


鈴木「はぁ……」


シド「では、行きましょうか」コツコツ


鈴木(やっぱ偉そうなじーさんだな……)


「……あ、学園長先生こんにちは」


走る少年「こんにちは~!」タタタッ


シド「はい、こんにちは」


鈴木「えっ」


シド「ふふっ、こう見えても私が学園の……」


鈴木「廊下を走るなんて、いけないガキですね~」


シド「……」



19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 02:42:31.29 ID:b7VtRI1pO


チン


鈴木「うわ~すげ~学校なのにエスカレーターなんてある」


シド「ははっ、これはエレベーターですよ」


鈴木「え、僕エレベーターって言いましたよ!」


シド「えっ」


鈴木「あれ、僕そう言いましたよね?」


シド「いえ、私に聞かれても困るんですけど、ね」ポリポリ


鈴木「エレベーターすげ~な~」


チン


シド「は、ははっ。とにかくどうぞ、ここが学長室になります」



22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 02:48:40.71 ID:b7VtRI1pO


学長室


シド「まあ、ゆっくりして下さい」


鈴木「あ、すいません。ゆっくりしたいんで椅子とかあるとイイんですけど」


シド「ふふっ、すぐに終わる話ですので我慢して下さい」


鈴木「そうっすね。僕も早く仕事を終わらせて帰りたいんですよ~」


シド「では、お話を。スズキさんはこのバラムガーデンで……

   Seedになるために訪れた、という事でよろしいですね」


鈴木「仕事ですからね」



24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 02:53:21.53 ID:b7VtRI1pO


シド「ふむ……スズキさんは、そもそもこのガーデンや

   Seedの事をどれ程ご存知でしょうか?」

鈴木「いえ全く。台本には書かれてなかったもんですから」


シド「ふむぅ……ではそこから始めましょうか。

   そもそもSeedとは、我がガーデンが誇る精鋭の……」


鈴木「……ああ、ちょっとすいません」


シド「何か質問ですか?」


鈴木「いえ、やっぱ台本に書いてあったから説明はいいです」


シド「……」


シド「では、ちょっとお話聞かせてもらえますか。

   その台本とやらに書かれていた……」


鈴木「このガーデンが誇る、精鋭のアレですよね。アレ」


シド「……」



29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 02:59:08.44 ID:b7VtRI1pO


シド「アレ、とは何ですかね?」ポリポリ


鈴木「ほら、アレですよアレ」


シド「……傭兵と言いたいんですか?」


鈴木「そう、そうです! そのリョウヘイとか言うやつです」


シド「すいません、もう一度お聞きしてもいいですか?」


鈴木「リ、リョウヘイ」


シド「傭兵、です」


鈴木「洋平?」


シド「はい、ご理解いただけましたか?」


鈴木「とりあえず、その人がスゴいんだな~って事はわかりました」


シド「ははっ、今からあなたもそれを目指すんために

   ここに来たんじゃないですか」


鈴木「ええっ、僕が洋平さんになるんですか!?」



32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 03:06:16.56 ID:b7VtRI1pO


シド「はい、Seedとはそういう物ですから」


鈴木「へぇ~。Seedって洋平の事だったんですね」


シド「もちろん誰もがSeedになれるわけではありません。

   学業、実戦の成績はもちろん……素行や態度も」


シド「いわばガーデンの顔ですから、彼らは」


鈴木「えっ、その洋平って人いっぱいいるんスか?」


シド「そうですね、数はいますよ。全世界に向けて……のSeedですからね」


鈴木「世界の洋平ってすげ~なぁ。どんな人なんだろ」


シド「ふふっ、すぐに会えますよ。ああ、実戦と言えば……」


シド「スズキさん、あなたはどんな武具をお使いですかね?」



34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 03:12:03.50 ID:b7VtRI1pO


鈴木「はい?」


シド「武器ですよ。何を使って戦うのか……」


鈴木「はぁ、とりあえずツッコミもボケもできますけど。それが武器ですかね~」キリッ


シド「いえ……そういう意味ではなくてですね」ポリポリ


シド「例えば、剣とか銃とか……何かありませんか?」


鈴木「あ~、そういうのは無いっスね~」



36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 03:14:25.88 ID:b7VtRI1pO


シド「……では、こちらから支給する形でよろしいですかね。

   何か希望の武器はありますか?」


鈴木「よくわかんないんで……」


シド「なるほど! では、ガンブレードなんて如何ですか。

   古い武器で扱いは難しいですが……」ワクワク


鈴木「あ、僕釣竿が欲しいです」


シド「いえ、あの、武器ですから……」ポリポリ


鈴木「釣竿がいいです」


シド「はぁ……そこまで言うなら、手配してみますけれども、

   いやはや……」ポリポリ



38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 03:23:28.12 ID:b7VtRI1pO


シド「……では、話ばかりも何ですから、

   あなたが授業を受ける教室にご案内しましょうかね」


鈴木「あんま、おっさんと二人で歩きたくないんだけど、まあいいです」


シド「一応学園長なんですがねぇ……まあ、ご心配なく。

   あなたの担任になる先生を今から呼びますので」ポリポリ


ピンポンパンポーン


シド『え~、キスティス先生キスティス先生、

   至急学園長室、シドの所までお願いします』


鈴木『お~校内放送なんて久しぶりだわ~』


シド『……すいませんスズキさん、まだ私が話してる途中なんで……』


ピンポンパンポーン



39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 03:25:29.18 ID:b7VtRI1pO


……。


スーッ。


キスティス「失礼します」


鈴木「……」ボーッ


シド「ああ、よく来てくれましたねキスティス先生」


キスティス「……」カツカツ


キスティス「……」ハァ


……。



42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 03:30:54.72 ID:b7VtRI1pO


キスティス「その方が、先ほどの?」


シド「ええ、Seedになるためにバラムガーデンに……ええっと、何でしたっけ?」


鈴木「何がですか?」


シド「お仕事の事をなんて言ってましたっけ?」


鈴木「ああ……ロケです。ロケ」


シド「そうそう、そのロケです。ではスズキさん、自己紹介をお願いします」


鈴木「あ、はい。鈴木です」


鈴木「……」


キスティス「?」


シド「終わり……ですか?」


鈴木「えっ、何がですか?」


シド「いえ、何でもありません」ポリポリ


キスティス「……」クスッ



43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 03:37:45.89 ID:b7VtRI1pO


シド「えー、ではキスティス先生」コホン


キスティス「はい。キスティス=トゥリープです、

      よろしくお願いしますねスズキさん」


鈴木「綺麗な先生ですね~」


キスティス「どうも」


シド「ではキスティス先生、後の事はお願いしますね」


キスティス「……」


シド「……」コホン


キスティス「あ、は、はい。ではスズキさん、こちらへ」


鈴木「あ、エスカレーターですね」


キスティス「……」


鈴木「あれ、エレベーターでしたっけ?」


シド「……」ポリポリ



44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 03:43:28.86 ID:b7VtRI1pO


教室前廊下


鈴木「いや~すごい学校ですね~」コツコツ


キスティス「……」コツコツ


鈴木「こんな所で勉強できるっていいですね~」


キスティス「……」コツコツ


キスティス「別に」


鈴木「?」


キスティス「ふふ。ごめんなさいね、つい」クスクス


鈴木「はぁ」


鈴木(うわ~なんか笑ってるよ。鳥居みゆきみたいな人なのかな~この人)



45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 03:46:19.50 ID:b7VtRI1pO


キスティス「あ、ねえスズキさん」


鈴木(ヒットエンドラ~ンとか言ってくれねえかな)


キスティス「……スズキさん?」


鈴木「あ、は、はい。鳥居です」


キスティス「トリイさん?」


鈴木「いえ、鈴木です」キリッ


キスティス「ふふっ、何ですかその顔」クスクス


鈴木「いや、生まれつきなんですけど……」


キスティス「あ、ご、ごめんなさい。そういう意味じゃなくてですね……」


キスティス「なんか、掴めない人だな~って思って」


鈴木「はぁ、よくポンコツ芸人って言われてますけど」



48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 03:51:35.71 ID:b7VtRI1pO


キスティス「ふふっ、そういう生徒を一人知っているわ」


鈴木「?」


キスティス「無表情で、何考えてるかわからなくて……」


鈴木(あ~、腹減ったな~)


キスティス「ふふっ、今からいる教室にいるんだけどね」


鈴木「すいません、お昼まだですかね?」


キスティス「……コホン。まだ朝のホームルーム前ですからね」


鈴木「あ、お昼と言えばここって円で買い物できますかね?」


キスティス「……」


キスティス(会話が噛み合わないわね……)



49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 03:57:28.55 ID:b7VtRI1pO


鈴木「ほら、これなんですけど」ペラッ


キスティス「……見たことないお金。紙のお金なんてあるのね」


キスティス「ここでの通貨はギルで……」


鈴木「ええっ、これ使えねーの!」


キスティス「そうね……Seedになれば給料という形でお金は振り込まれるけど……

      それ以外の生徒は自分で何とかするしか……」


ピロリーン 400000



50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 04:00:02.05 ID:b7VtRI1pO


キスティス「って、あら? ギルが振り込まれて……」


鈴木「あ、すげー。大金だぁ~」


キスティス「おかしいわね。どうしていきなりそんなお金が……」


鈴木「……あ! そうだ、塚っちゃんがCMのお金が入るって言ってたからそれだ~」


キスティス「……」


鈴木「ありがとう塚っちゃん~」ニヤニヤ


キスティス(彼より掴めない人かも……ね)



51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 04:05:30.68 ID:b7VtRI1pO


教室


プシュー


キスティス「はい、みんな座って。ホームルーム始めるわよ」


鈴木「……」ボーッ


「ひそひそ」


「誰、あれ? 転入生?」


キスティス「は~い、みんな静かに。今日からロケでこのクラスに入る事になった……」


鈴木「……」


キスティス「コホン、自己紹介を」



55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 04:08:23.24 ID:b7VtRI1pO


鈴木「えっ、あ、はい。何ですか?」


キスティス「自己紹介を!」


「くすくす」


「早速怒られてる、くすくす」


キスティス「……ハァ」


サイファー「……」


スコール「……」


鈴木「ああ、えっと。鈴木です、よろしく」


鈴木(こえ~、後ろの二人めっちゃ睨んでるよ)



57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 04:14:49.38 ID:b7VtRI1pO


バンッ!


鈴木「!」


サイファー「キスティス先生よ、一つ聞きたいんだが」


キスティス「イスを蹴らない。サイファー発言ならまず手をあげなさい」


サイファー「そこの貧弱挙動不審野郎が、なぜこのガーデンにいるのか。

       俺はそれを聞きたい」


「いきなりイジメかよ」ヒソヒソ


「目つけられたらヤバいよ、あの転入生」ヒソヒソ


キスティス「そんな事言っていいのサイファー」


サイファー「あン?」


キスティス「ここにいるスズキ……君はね。

       Seed実地試験を受けるためのテストで

       9割以上の得点を出しているの」


クラス「!」



58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 04:20:42.77 ID:b7VtRI1pO


キスティス「よって、今日のSeed選考の実地試験にも

       参加してもらいます」


「まじかよ……」ザワザワ


鈴木「あの~、テストって何の」


キスティス「予め送っておいたはずです。ほら、この用紙……」パラッ


鈴木「ああ、スタッフさんから渡されてた紙だ」


キスティス「あなたはこのテストで優秀な成績を出しています。

       今後ろで立っている……サイファーよりも、ね」


サイファー「っ……!」


鈴木(あ~、全然わかんね~から塚っちゃんにお願いしてたテストか~。

   よかった~ありがとう塚っちゃん)


鈴木(……ジャンクなんとか、とかアビリなんとかなんて、

   外国語ばっかのテストなんだもんな~)



62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 04:25:03.55 ID:b7VtRI1pO


サイファー「ちっ!」ガタッ


キスティス「サイファー、乱暴に座らない……コホン」


キスティス「試験に参加しない人、先週の筆記で失敗しちゃった人はここで自習」


キスティス「試験に参加する人は夕方まで自由時間。

       いつも以上に念入りに準備しておくこと」


キスティス「16時にホール集合。実地試験の班を決めます」


キスティス「OK?」


キスティス「それからサイファー!」


サイファー「……」


キスティス「練習の時は相手にケガをさせないように」



65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 04:28:05.94 ID:b7VtRI1pO


サイファー「!」バン


キスティス「それじゃ、試験参加者とはあとで会いましょう」


鈴木「あの、僕はどうすればいいんですかね? あ、もしかして空き時間ですか?」


キスティス「それからスコール、話があるからここに来てちょうだい」


キスティス「スズキさんも、ここにいて下さいね」


鈴木「ちぇっ」


キスティス「いて下さいね!」


鈴木「は~い」


スコール「……」



67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 04:31:56.29 ID:b7VtRI1pO


スコール「……」コツコツ


キスティス「まずは自己紹介」


スコール「……」


キスティス「ハァ……彼がスコール。私の生徒よ、見ての通り……無愛想だけどね」


スコール「……悪かっ「悪かったな」


スコール「……」ハァ


キスティス「……」クスクス


鈴木「ええっと、鈴木です」


スコール(それはさっき聞いた……)


鈴木「趣味は釣りです」


スコール(そんな事は聞いて……ない)



69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 04:36:17.80 ID:b7VtRI1pO


キスティス「コホン。あなたたち、

       まだ【炎の洞窟】に行ってないわね」


鈴木「?」


キスティス「ああ、えっと。Seed試験を受けるために課題のクリアが必要なの。

       スコールもスズキさんも、それがまだだから、

       こうして声をかけたわけ」


スコール(今朝行こうと思ったんだ。でもサイファーが……)


スズキ(ヤベ、腹へって現在出ねえや)


キスティス「ん? 何か正当な理由があるの?」


スコール「……べつに」


スズキ「すいません、ロケ弁届いてないですかね?」



70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 04:40:26.21 ID:b7VtRI1pO


スコール(変な奴……)


キスティス「これから一緒に行くわよ。

       自信がなかったら学習用パネルで復習してから……」


スズキ「あ、じゃあその間にご飯食べてきていいですか?」


スコール「……いや、もうGFは習得済みだ。必要ない」


キスティス「そう、じゃあ行きましょうか」


スズキ「え~俺腹へっちったんだけど」


スコール「……」


キスティス「……大丈夫かしら、スズキさん」



76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 04:48:34.92 ID:b7VtRI1pO


廊下


鈴木「へへ~。学食で飯食っていいって言われたぞ」


鈴木「とりあえず下まで行って……」コツコツ


「ちこく~!」


鈴木「えっ?」


「きゃっ!」ドンッ


鈴木「おわっ! い、いて~、な、なにするだよ! ちゃんと前見て歩けよ!」


「……しょっと」


「ごめんなさ~い、急いでたから」


鈴木「廊下を走るガキといい、なんだよこの学校は!」


鈴木「もっと前を見て走れ!」


「え? あ、う、うん。ごめんねぇ~」


(そこのクラスの人……なのかな?)



80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 04:54:57.84 ID:b7VtRI1pO


「あ、あの。もしかしてホームルーム終わっちゃった?」


鈴木「ああ、はい? 多分」


「がーん、しょっく~」


「う~、だってここ前にいたガーデンより広いんだもん……」


鈴木(あ~、学食で何食べよう)


「あ、ねえねえ」


鈴木(領収書貰わないとな~、あれ、番組中なんだっけ。忘れちったや)



82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 04:57:14.41 ID:b7VtRI1pO


「私さっき転校してきたばっかりでさ。

よかったら、ここのガーデン案内して?」


鈴木「あ、じゃあ僕ご飯行きますんで」


「え、ええぇっ! ちょっと何言ってるかわかんないよ~」


鈴木「あ~、それで思い出した。サンドイッチマンさん元気にしてるかなぁ~」


「うぅ……なんか変な人にぶつかっちゃったよぅ~」


鈴木「……で?」


「だ、だからぁ~。ガーデン案内してよ~」


鈴木(あれ、なんか他に用事無かったっけ?)


鈴木「……まあいっか」



84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 05:00:25.91 ID:b7VtRI1pO


鈴木「いいよ、それくらい」


「やったぁ~。じゃ、いこいこ」


鈴木「で、何すればいいの?」


「……」


「だ・か・らっ!」


(うう~ん……変な人にお願いしちゃったよぉ~……)


鈴木「とりあえず学食行こう学食。腹へってるんだよ俺」


「……」


「まあ……いいかっ」



88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 05:08:42.57 ID:b7VtRI1pO


廊下


「どうも、あ、よかったらこれどうぞ」


鈴木「はい?」


「弟がくれたカードなんですが、どうにも興味がなくて……よろしかったら、どうぞ」


鈴木「お~懐かしい。カードゲームかあ」


「んっ、カードやるの~?」


鈴木「これ売ったらお金になるかな」


「どうかな~。なんかよわっちそうなカードばっか」


「……あの、あげた本人を目の前にそういう話はやめて下さい」


鈴木「ああ、すいません。で、これ売るといくらくらいになりますかね?」


(お、大物ですね……?)



90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 05:14:51.65 ID:b7VtRI1pO


1階


鈴木「え~と」


「あれ、あそこに行き先板みたいなのがあるよ~」


鈴木「どれどれ……」


「はい、質問。どう使うの~?」


鈴木「知らねえよ! 俺に聞くんじゃねえ!」


「……」


鈴木「お、食堂がある。じゃあ、俺こっちだから」


「え? え?」


「……行っちゃった」


「変な人~……」


スコール(ん)


スコール「……」


「あ、ねえねえ。君このガーデンの生徒さん? 実はね~私~……」


……。



92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 05:18:58.25 ID:b7VtRI1pO


食堂


鈴木「あ~いい匂いがしてきた~」


風神「……サイファー、何飲?」


サイファー「……」


雷神「何か飲んでいいのか? 俺は水がいいもんよ」


風神「……無視」


鈴木「あ~腹へった」


サイファー「ん、おう。優等生」


鈴木「?」


風神「彼誰?」


雷神「見ない顔だもんよ」


サイファー「Seed試験に参加なさる……優秀な生徒君さ。なあ、スズキ?」


スズキ「はぁ。まあ、仕事なんで」



95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 05:22:42.35 ID:b7VtRI1pO


雷神「へえ~、そうなのか。

   風神がおごってくれるらしいもんよ、お前もどうだ?」


鈴木「えっ、マジで! やった~! 何食おうかな俺!」


風神「怒」


雷神「?」


スズキ「あ、じゃあこの食堂で2番目に高いメニューを……」


風神「黙!」ガッ


雷神「い、いてててて!!!」


スズキ「いてっ! な、何だよやめろよ~!」



96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 05:26:53.57 ID:b7VtRI1pO


スズキ「いって~……」


雷神(風神は気の強いところがあるから、気をつけた方がいいもんよ)ゴニョゴニョ


風神「? 何言?」


雷神「な、なんでもございません!」


鈴木「へ~。確かに気が強そうな顔してるなあ~」


雷神「ち、ちょっとぉ!」


風神「……」ガッ


雷神「い、いて~もんよ!」


鈴木「ってえ、蹴るなよ! このバカ!」


風神「……無視」プイッ


ダダダダッ


全員「!?」


「はぁ、はぁ、はぁ……」


「おばさん、まだパンある?」



99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 05:32:30.88 ID:b7VtRI1pO


「はぁ……おばさん、また来るよ」トボトボ


おばさん「今度はもう少し多く仕入れるけど保証はできないよ!」


……。


サイファー「……速度オーバーだな」


サイファー「今のヤツを校則違反の現行犯で逮捕、しに行くぞ」


サイファー「……じゃあな優等生。せいぜい試験頑張りな。

       最も……参加課題がクリアできればだが、な」タタタタッ


鈴木「……」


風神「御意」


雷神「了解だもんよ」


鈴木(走ったら逮捕されるのか~)


鈴木(じゃあ俺にぶつかったあの子は死刑レベルか~?)


鈴木「……あれ、俺ここに何しに来たんだっけか?」



101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 05:43:27.04 ID:b7VtRI1pO


正門


キスティス「さ、いきましょうか」


スコール「……」


鈴木「へ~い……て、学校から出るんすか!」


キスティス「当たり前じゃない。炎の洞窟はここから東に行った場所で……」


鈴木「移動か~。車は?」


キスティス「近くなんだから無いわよ。さ、いきま……」


鈴木「ロケバスも無いの! うわぁ~、面倒くせぇ!」


キスティス「……」


スコール(うるさい奴……)


キスティス「はぁ。いいからさっさと行きま……」


シド「ああよかった。まだいましたか」


スコール(シド学園長……?)



103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 05:47:24.94 ID:b7VtRI1pO


キスティス「どうしたんですか?」


鈴木「あ、さっきのおっさん」


シド「はい、先ほどスズキさんから注文があった武器が届いたので

   渡そうと思いまして」


キスティス「ああ、そうなんですか」


シド「ではどうぞ、スズキさん」


鈴木「うわぁスゲー。本当に釣竿だ!」


スコール(こんな物で……戦闘をこなせるのか?)



107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 05:53:36.78 ID:b7VtRI1pO


鈴木「うわ、なにこれ重っ!」ズシッ


シド「戦闘用ですからね。竿の部分には鉄、糸にも特殊な強度の材質を……」


キスティス「……それに、浮きの部分も何か普通のより大きいみたいですけど?」


シド「ああ、それは鉄球です。遠くの相手にもダメージを……

   という感じですかねぇ」ポリポリ


鈴木「あれ、針ついてないよ。これじゃあ肝心の釣りができねえよ!」


シド「戦闘用の竿ですから……ねえ」ポリポリ



108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 05:57:42.97 ID:b7VtRI1pO


鈴木「……まあいっか。これタダですよね?」


シド「支給品ですからお金はいりませんよ」


鈴木「そっか~タダじゃあまあ妥協してやるかな~」ブンブン


スコール(図々しい奴……)


シド「ははっ……」ポリポリ


キスティス「あまり振り回さないで。危ないわよ」


鈴木「うお~楽しい~!」ブンブン



109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 05:59:59.40 ID:b7VtRI1pO


シド「まあ、遠くを狙えるハンマー……みたいな物ですかね。

   扱いは難しいでしょうが、そこまで振れるなら大丈夫でしょう」


鈴木「やあ~、ありがとうございます」


キスティス「では、いってきます」


スコール「……」


シド「はい、期待してますよ。スコール、スズキさん」


スコール(……勝手に期待しないでくれ)


スズキ「いって! 手の皮剥けたいって!」ガシャーン


キスティス「……」ハァ


シド「期待……してますよ」ポリポリ



112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 06:05:29.97 ID:b7VtRI1pO


炎の洞窟前


キスティス「いよいよね。準備OK? GFをジャンクションするの忘れてない?」


スコール「俺はOKだ」


キスティス「スズキさんは?」


スズキ「大丈夫です」キリッ


キスティス「よろしい、行きましょう」


スコール(こいつは何のGFを持っているんだ?)


スズキ(ヤベー、適当に答えちゃったけどいっか。

    ジャンクションとかドライブインとかわかんねーっつうの)


スコール(まあいい……バトルすればわかる事か)



113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 06:11:33.77 ID:b7VtRI1pO


「課題、ローレベルGF取得。サポートはSeeD資格を持つ者。

用意はいいな?」


スコール「はい」


スズキ(全然何言ってるかわかんない)


キスティス「……スズキ」


鈴木「は、はい。多分」


スコール「よろしくお願いします」


鈴木「お、お願いします」


キスティス「私がサポートします。教員NO14。キスティス・トゥリープです」


鈴木「あ、ド、ドランクドラゴン鈴木です。相方は塚っちゃんで……

   あ、春からドラマやるんですよ塚っちゃんが」


スコール(お前じゃ……ない)


キスティス(我慢、我慢……)プクスッ



115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 06:17:20.01 ID:b7VtRI1pO


キスティス(ドランクドラゴンて何かしら?)


スコール(それがスズキのGFか?)


「……制限時間を選びなさい。自分の能力にあった選択を。

なまけもせず、無理もせず、だ」


スコール「じゃあ……」


鈴木「とりあえず2時間くらいで」


「……時間は10分から40分までだ」



116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 06:20:52.65 ID:b7VtRI1pO


鈴木「はぁ? なんだよそれ。サービスの悪い風俗かよ!」


スコール(風俗?)


キスティス(風俗?)


(風俗?)


鈴木「じゃあいいよ、60分しっぽりコースで! あ、ここもオプションとかあるの?」


スコール「……20分で」


「よろしい。ではいきなさい」


鈴木「か、からの~?」


鈴木「お、おい待てよ! 俺を置いてきぼりにするな! せっかくボケたのによぉ!」


スコール(……うるさい奴)



120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 06:25:45.09 ID:b7VtRI1pO


キスティス「……行くわよ。もう試験は始まってるんだから」


スコール「ああ」


鈴木「む、無しゅするなよ!」カミッ


スコール(噛んだ)


キスティス(噛んだ……)


(噛んだ……)


鈴木「……ふう」


「気はすんだか。ではいきなさい」


スコール「……」


スコール(大丈夫なのか、本当に?)



122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 06:29:47.09 ID:b7VtRI1pO


スコール(ドランクドラゴンとやらに期待……か)


スコール(……いや、他人なんてアテになるものか)


スコール(いざとなれば俺一人で戦えばいい)


キスティス「試験……スタートよ」


鈴木「あ~、やる気ありませんけどね!」


スコール(こいつに毎回ツッコむの、疲れるだろうな……)



123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 06:31:47.45 ID:b7VtRI1pO


鈴木「っていうかさっきの会話もさ~。

   もう終わりかよ! ってツッコんでくれなきゃあ」


スコール(誰に話しているんだ……)


鈴木「はあ~塚っちゃんならもっと大胆にツッコんでくれんのにな~!」


ピロリーン 8000000


鈴木「あっ、塚っちゃんのドラマの出演料だ! やったあ!」


キスティス「……コホン」


鈴木「っていうか暑っ! 何この部屋暑っ!」


スコール(わかってる、うるさいな……)


キスティス「いい? 私がサポートするのはバトルだけよ?」



128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 06:38:34.21 ID:b7VtRI1pO


キスティス「洞窟内での行動はあなたたち……」


鈴木「?」


キスティス「……いえ、スコールが中心になって行動してちょうだい」


スコール「……了解」


鈴木「え~俺は? 俺は?」


キスティス「あなたは、主にサポートをお願いね」


キスティス(何の、とは言わないけれど)


鈴木「わっかりました~!」


キスティス「……」


スコール「ん……」


エンカウント・レッドマウス×2


スコール「敵、か」


鈴木「うわあ、何あれ何あれ! 飛んでる、気持ちわりぃ!」


スコール(少しくらい黙っててくれ……)



131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 06:43:00.14 ID:b7VtRI1pO


キスティス「お手並み拝見ね」


スコール「……」スチャッ


鈴木「お~し、俺もこの武器を手に……」ジュワッ


鈴木「熱っ! 鉄熱っ! あのじじい、こんな変な武器よこしやがって!」


スコール(……役立たず)


キスティス「落ち着いてスズキさん。手を何かで覆ってそれで持てば……」


鈴木「ちっくしょう、あのじじい!」


キスティス「……」ハァ


スコール(俺がやる)



133:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 06:50:31.07 ID:b7VtRI1pO


エンカウント・ボム×2


キスティス「ボムね……この敵には冷気系の魔法が……」



鈴木「よしっ、手袋をはめた俺に任せろ~!」


キスティス「ま、待って! その敵は自爆があって……」


鈴木「死ねっ! 死ねっ!」ガシポカ


ボム「!!」ズズズズズ


キスティス「あああっ……」


スコール「……」



134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 06:52:48.27 ID:b7VtRI1pO


キスティス「……」


スコール「先生……」


キスティス「ん……」


タタタタタッ


鈴木「うぉおおお!」ガシポカ


ボム「!!」ズズズズズ


鈴木「見たか! 俺にだって出来るぞ~」クルッ


【逃げた】


鈴木「……って、あれ二人は?」


ボム「!!」ズズズズズ


鈴木「ん?」



ドカーン



212:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/12(土) 23:39:00.46 ID:N32z27M/0


鈴木がリアルつえー証拠ってあんの?



216:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 00:21:51.63 ID:hnBaTGVz0


>>212

ググってでたやつだけど


・柔道で神奈川県の県大会で優勝したことがある

・ガタイのいいヤンキーに絡ませてビビる鈴木の絵を撮ろうとしたら

 空気が読めず相手を返り討ちにした

・極真黒帯で実力者相手にあっさり勝利

・ニコラス・ペタス道場の門下生に総合試合を挑み、

 体格的に不利にも関わらず、圧倒的に二人を完全撃破

・ペタスブチギレで、既に体力の限界に近い鈴木に、

 明らかに身長、体重差がある者を

 三人目(ペタス道場師範代)として用意し、

 鈴木を壊さんばかりに蹴らせ勝利。

 ただし初戦ならその相手にも勝てたかもしれないと思わせるほどの

 動きを見せる

・かなり昔に番組でキックボクサーと他流試合をして

 ボコボコに負ける→打撃対策などをしてパワーうpして

 ムエタイジムに出向き、

 実力者に異種格闘技戦を挑み勝利(プライベート)


後は、芸人仲間が「鈴木は強い」って言うのを

番組で言ってるのを何回か聞いたな



255:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 04:54:43.47 ID:1fraYGKuO


キスティス「やっぱりあなた強いわよ。サイファーとは違うもの」


スコール「……」


キスティス「そろそろGF戦よ。準備はOK?」


スコール「……」スッ


鈴木「ってこらぁ!」


キスティス「あら……」


鈴木「俺を忘れるなっての!」


キスティス(生きていたのね……)


スコール(タフな奴……)



259:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 05:03:05.96 ID:1fraYGKuO


ゴゴゴゴゴゴ


鈴木「ん……?」


キスティス「来るわよ!」


エンカウント・イフリート


イフリート「……」


鈴木「うわぁ、何こいつでけぇ~」


キスティス「イフリートは炎のGFよ。冷気系の攻撃が有効よ」


スコール「冷気……」


スコール「……」スッ


【ブリザド】


イフリート「グッ……!」


鈴木「うひゃー、氷でっけー!」


キスティス(緊張感無いわね……)


イフリート「……」グッ


キスティス「相手が怯んでいる、今よ」



260:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 05:06:56.70 ID:1fraYGKuO


スコール「スズキ、ここで追撃を頼む」


鈴木「……えっ、何か言った?」


スコール「追い撃ちだ……!」


鈴木「えっ、聞こえないんですけど」


キスティス「スコール、目の前の敵だけに集中しなさい」


スコール(そうさせてもらう……)


イフリート「喰らえ……!」ドグッ


鈴木「あいてっ! ふざけんな、俺を殴るなよ!」


イフリート「……ふん!」ドガッ


鈴木「うおおお! 殴るなら俺以外にしろよ、このゴリラ!」


キスティス「スコール、相手が挑発に乗っている今がチャンスよ!」


スコール(……あれは挑発なのか?)



263:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 05:14:01.33 ID:1fraYGKuO


イフリート「燃やす!」ファイア


鈴木「あづ~っ! 燃える燃える燃える! 水水水水水水水! わ~っ!」


スコール「……」ガギン


イフリート「ぬおっ! なかなかやるな……」


キスティス「GFを呼び出すわ!」スッ


【シヴァ】


イフリート「むっ、シヴァを従えているのか!」


鈴木「ああっ、俺にも俺にも! 消して消して消して!」


イフリート「ふん!」ドガッ


鈴木「だ・か・ら! 俺ばっか殴るんじゃねえよ!! あちちちち!」


スコール(戦わないなら、せめて静かにしていてくれ……)



264:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 05:19:28.57 ID:1fraYGKuO


スコール「はっ……!」ガギン


イフリート「ぐっ、うっ……見事。その力を……認めよう」


スコール「終わった……のか」


キスティス「おめでとう。あとは入り口の試験官に話して、この課題は終了よ」


鈴木「あー、だるっ。もう帰りてえよー」


スコール「……奴も合格なのか?」


キスティス「彼が攻撃を引き付けてくれたお陰……ってのも

       ちょっとあるんじゃない?」



265:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 05:28:37.87 ID:1fraYGKuO


スコール(こいつが囮役を? どう見てもターゲットにされてただけだろう?)


鈴木「いってー、あの野郎俺ばっかぶん殴りやがって……」


キスティス「でも今は私たちの取得GF。力を貸してくれる……味方よ」


鈴木「だってアイツ絶対俺の事嫌いだよ。

   すげー拳に殺気がこもってたもん。まじ冗談じゃないよ」


イフリート『……』



ステータス→【GF相性、イフリート】


スズキ 0


鈴木「あれ、この数字おかしくね? なんで俺だけ0なわけ?」


スコール(嫌われたな)


キスティス(嫌われたわね)


鈴木「あれ~?」



267:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 05:33:01.51 ID:1fraYGKuO


キスティス「……とにかく、入り口まで戻りましょう。

       タイムリミットも迫っている事だし」


鈴木「え、時間制限とかあったの? 聞いてないよー」


スコール(一番始めに説明あっただろ……)


キスティス「説明されたでしょ。時間を決めて課題をクリアするって」


鈴木「……」


鈴木「ああはいはい、風俗の事ね!」


スコール(風俗?)


キスティス(風俗?)


スコール「……とにかく急ごう。時間があまり無い」



271:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 05:41:32.36 ID:1fraYGKuO


ガーデンへ向けて、移動中


鈴木「いやーやっと暑い部屋ともおさらばだー、風が気持ちいいなー!」


キスティス「……ところでスズキさん」


鈴木「はい?」


キスティス「あなた、一体何のGFをジャンクションしてるのかしら?」


鈴木「何ですか、そのガーデンファイスとかジャンクッションって?」


スコール(また始まった……)


キスティス「呆れた……そんなボケはいいの、真面目に答えなさい。

       取得しているGFは何?」


鈴木「ええっと、コンビ名の事ですかね?」


キスティス「……」イライライライラ



273:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 05:47:41.59 ID:1fraYGKuO


キスティス「渡したテストに書いてあったでしょう? 

       GFの名前、教えてくれないかしら。私気になってるのよ」


キスティス「……スコールだって気になるでしょう?」


スコール「……べつ「べつに」」


スコール(またか……)


キスティス「ふふっ」クスクス


鈴木「あー、それって沢尻エリカですよね」


スコール(エリカ? 誰だよそれ)


キスティス「ん、どういう事かしら?」


鈴木「べつに」キリッ


スコール「……」


キスティス「……」


鈴木「ああ、すんません」


スコール(おめでたい奴……)


キスティス「……」ハァ



278:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 06:08:31.64 ID:1fraYGKuO


バラムガーデン


キスティス「二人ともお疲れ様。あとは試験が始まるまで自由よ」


鈴木「あー、やっと終わって帰……ってえええええ!」


スコール(いちいちうるさいな……)


キスティス「SeeD実地試験よ。炎の洞窟の課題をクリアしたんだから……

       あなたにも試験に参加する資格があるの」


鈴木「へー。めんどくせぇ」


キスティス「……」イラッ


キスティス「それを受けないとSeeDになれないのよ?」


鈴木「その試験、明日受けるとかじゃダメですかね?」


キスティス「スコール、お疲れ様。じゃあまた後でね」スタスタ


スコール(答えは無視……か)



279:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 06:14:11.13 ID:1fraYGKuO


鈴木「……」スタスタ


スコール「……」スタスタ


鈴木「あの、なんで付いてくんの?」


スコール「?」


鈴木「なんで俺と同じ方向に向かって歩いてんの?」


スコール「……ガーデンに向かって歩いているだけだ」


鈴木「ああー、ガーデンこっちかー」


スコール「……」


鈴木「あれ、俺もこっちに向けて歩いていていいのか?」


スコール「あんたもガーデンに向かうんだろ? 

     だったら同じ方向に歩くしかない」


鈴木「ああ、そっかそっか、思い出した思い出した」


スコール「……」


スコール(不安定な奴……)



280:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 06:21:27.23 ID:1fraYGKuO


ガーデン内


鈴木「あー、着いた着いた」


スコール「……」


鈴木「あれ、あんたはこれからどうすんの?」


スコール「試験を受ける、あんたと一緒だ」


鈴木「あ、頑張って下さい」


スコール(……段々慣れてきたな)


ピンポンパンポーン



282:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 06:26:52.18 ID:1fraYGKuO


シド『え~、生徒の呼び出しです。スズキさんスズキさん、

   至急学園長室までお願いします。繰り返します……』


スコール「呼び出しだぞ」


鈴木「え、俺が? 俺じゃないよーマジで」


スコール(きっとあんただよ……わかれよ)


鈴木「いやいやいやいや! ない、ないからないから!」


スコール「……」イラッ



285:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 06:32:19.53 ID:1fraYGKuO


学食


鈴木「あー、結局一人になっちったい」


鈴木「暇だなー。試験始まるまで何してよっかな」


鈴木「釣りしてえなぁ……」


鈴木「……」


ピンポンパンポーン


シド『えー、本日SeeD実地試験を受けるスズキさん、ロケでガーデンに来ているスズキさん』


鈴木「なんか鈴木って名字いっぱいいんなー。まあ、鈴木だから当たり前か!」


シド『試験の前に渡したい物がありますので、学園長室までお願いしますね』


ピンポンパンポーン


鈴木「あー、眠い。ちょっと休憩しよ……どうせ暇な時間だしな!」


鈴木「……ZZzz」スー



290:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 06:40:02.03 ID:1fraYGKuO


鈴木「zzzzzz」グーグー


ピンポンパンポーン


シド『ええ、度々の放送をすいません。今度は全校生徒に連絡です』


シド『本日入学したスズキさんを見かけた方、

   至急学園長室まで彼を送り届けて下さい』


シド『こんなお願いを放送でするのも、どうかと思いますけどね……』ポリポリ


シド『スズキさんの格好は、黒髪、眼鏡をかけていて……

   シャツにジーンズ、そしてサンダルを履いているのが特長です』


シド『見かけた方はすぐに学園長室まで……』


鈴木「zzzz」


ぼやき生徒1「なあ……あれ」


ぼやき生徒2「ああ……どう見てもあの人だよな」


ぼやき生徒3「呼び出しはわかるけど、連れてこいって……」



293:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 06:45:08.95 ID:1fraYGKuO


ぼやき1「何かやらかした人かな?」


ぼやき2「でも今日の実地試験を受けるんだろ? テストも9割以上とったらしいし」


ぼやき3「マジでか?」


ぼやき2「しかも炎の洞窟の課題もさっき簡単にクリアしてきたらしいし……」


鈴木「zz……ヤベー、蟹味噌ヤベー」


ぼやき1「人は見かけによらないな」


ぼやき3「あんな人でもSeeD実地試験を受けてるのに……」


ぼやき2「俺たちなんて……」


全員「ハァ……」



296:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 06:51:51.42 ID:1fraYGKuO


ぼやき2「で、どうすんだよ」


ぼやき3「何がだよ?」


ぼやき2「あの人送り届けるのかって聞いてんだよ」


ぼやき1「……俺知らねえ」


ぼやき3「俺も」


ぼやき2「……」


ぼやき3「お前行けよ。学園長に気に入られるかもよ」


ぼやき2「……いや、いいよ」


ぼやき1「え~」



297:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 06:54:54.26 ID:1fraYGKuO


ぼやき1「なんでだよ」


ぼやき2「さっき誉めておいてこんな事言うのも何だけどさ……」


鈴木「zzzz」


ぼやき2「あの人からは俺たちと同じ匂いがする。なんとなくだけど」


ぼやき1「……」


ぼやき3「……」


ぼやき1&3「それは俺も思ってたわ」


ぼやき2「だろ~」


全員「……」


全員「ハァ……」



303:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 07:01:42.02 ID:1fraYGKuO


ぼやき2「……やっぱりさ」


ぼやき1「ん?」


ぼやき2「俺起こしてみるよ」


ぼやき3「おお」


ぼやき1「やるのか、頑張れよ」


ぼやき2「ああ……」


鈴木「……zz」


ぼやき2「あ、あの……もしもし?」ユサユサ


ぼやき1「体揺らした」


ぼやき3「積極的だな」



304:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 07:05:26.08 ID:1fraYGKuO


鈴木「んー……はいはい……」ウトウト


ぼやき2「す、スズキさん……ですよね?」


鈴木「……おたく、何で俺の名前知ってんの? 新手の詐欺?」ウトウト


ぼやき1「!?」


ぼやき2「!?」


ぼやき3「!?」


鈴木「ああ、わかった。これドッキリでしょ、カメラどこカメラ?」ウトウト


ぼやき2「あ、あの~……ですね。スズキさん、

     学園長室に呼び出されてますよ。行かなくていいんですか……?」


鈴木「あー、ギャラがないからね、マジ割に合わない仕事だよ」


ぼやき2「……」


ぼやき3「ひどいな」


ぼやき1「ああ……」



309:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 07:15:05.58 ID:1fraYGKuO


十分後


ぼやき2「……」


ぼやき3「キスティス先生、すごい形相であの人を連れていったな」


ぼやき1「ああ。呆れた表情をしながら静かに怒ってる……恐怖だよ」


ぼやき2「綺麗な顔して怒る……ファンクラブもできるはずだよ」


ぼやき1「向こうの机で項垂れてた奴も一瞬で元気になったしな」


ぼやき2「それだけ魅力があるんだろうなあ、キスティス先生には」



310:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 07:20:56.60 ID:1fraYGKuO


ぼやき3「……で、どうだった、SeeD実地試験を受ける彼と話した感想は」


ぼやき2「……まるで俺が夢の中にいたみたいだったよ」


ぼやき1「ああ、確かに」


ぼやき3「でもさ」


ぼやき1「ん?」


ぼやき3「ああいうのが……意外と天才なのかもな」


ぼやき2「……」


ぼやき2「いや、ただのポンコツにしか思えなかったよ」


ぼやき3「やっぱり?」


ぼやき1「マジで?」


ぼやき2「話せば……わかるよ」

ぼやき3「俺たち一体、何と話してたんだろうな」


ぼやき1「考えるのはよそう」


ぼやき3「それもそうだな……」


全員「ハァ……」



311:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 07:31:45.75 ID:1fraYGKuO


学園長室


キスティス「失礼します」


鈴木「しま~す……」フラフラ


シド「ああ、ようやく見つかりましたか。よかった間に合って」


鈴木「な、なんすか。僕ちょっと疲れてるんですけど……」


キスティス「……真面目に聞く」


シド「……スズキさん。あなたがこのガーデンに所属している以上……

   それに相応しい態度と行動をお願いしますよ」


シド「特にあなたは、入学初日でSeeD試験を受けるんです……

   これは、大変素晴らしい事だと思います」


シド「ですが……その素晴らしい人物が不真面目では示しになりません。

   例え試験に合格してSeeDになっても……

   あなたは信頼されない傭兵になるでしょう」


シド「私のいっている事が、何となくでもわかりますか?」


鈴木「……zzzz」


キスティス「立ったまま、寝てます」


シド「やれやれ……ちょっと話が硬すぎましたかね」ポリポリ



313:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 07:39:09.65 ID:1fraYGKuO


キスティス「仕方ないわね……」


たたかう→スズキ


キスティス「えいっ」カツン


鈴木「あう! い、いってえ!」


キスティス「おはよう……やっとお目覚めかしら?」


鈴木「……え、僕寝てました?」


シド「ええ、ずいぶん長い間。

   おかげでもうすぐで試験の時間になってしまいますよ」


鈴木「ええっと、今日は何かテストがあるんでしたっけ?」


キスティス(またこれだわ……本当にポンコツね)


シド「はい、そのテストに参加するために……この」バッ


シド「バラムガーデンの制服に着替えてもらいます」


鈴木(わー制服にしちゃあすげー派手。着たくねー)



315:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 07:44:42.74 ID:1fraYGKuO


鈴木「あの、本当にそれ着るんすか?」


シド「ふふっ、なかなかカッコいいでしょう?」


鈴木「はぁ」


鈴木「……」


キスティス(はぁ、だけで感想終わり!?)


シド「ではスズキさん、早速着替えて下さい。もう時間があまりありませんからね」


鈴木「本当にそれ着るんすか?」


キスティス(それはさっき全く同じ事聞いてたわよ)クスクス



319:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 07:53:10.66 ID:1fraYGKuO


シド「はい。でないとSeeDになれませんよ?」


鈴木「へーい。じゃあ着替えますよっと」ヌギッ


キスティス「!!」


シド「ああ、向こうに着替えるスペースがありますのでそちらで……」


鈴木「ええっ、ここでも別にいいじゃないですかー」ヌギッ


シド「……すいません、脱ぎながら意見を言うのやめてもらえませんかね。

   その……女性の目もありますし」ポリポリ


キスティス「私、何も見てませんから」ササッ


鈴木「じゃあ服は脱ぎません!」ピタッ


シド「いえ、そこは脱いで早く着替えて下さい。お願いしますよ」ポリポリ


鈴木「これじゃあ俺、まるで着せ替え人形だよー!」ドヤッ


キスティス(面白い事言ったつもり……)


シド(なんでしょうかねぇ。私にはよくわかりません)ポリポリ



320:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 08:01:24.02 ID:1fraYGKuO


鈴木「……うわ、これキツっ」


シド「おお、なかなか似合うじゃないですか!」


鈴木「はぁ……もう一回りサイズの大きいのないですか?」


キスティス「ないわ」


鈴木「うわ~、即答だよ。そうやってアレだ、俺をいじってああしようと……」


キスティス「……」


シド「……」


鈴木「恥ずかしいんだから何か言えよ!」


キスティス「そろそろ時間です。行きましょう」


シド「そうですね、ではスズキさん……先に一階で待っていて下さい」


鈴木「ボケ放置とかマジないわ……」ブツブツ


シュイン


シド「ふむ。彼は無視すると……」


キスティス「引くのが早くなるみたい……ですね」クスッ


シド「いやはや、不思議な人ですねぇ」



369:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 17:49:10.05 ID:1fraYGKuO


1階ロビー


鈴木「……お?」


スコール「……」


鈴木「おはようございます」


スコール「……」


鈴木「……」


スコール「……」


キスティス「二人とも、いるわね?」


キスティス(って、何か空気が重たいけど何かあったのスコール?)ヒソヒソ


スコール「……べつに」


キスティス「そう。では今から試験の班を発表します。

       あなたたちと組むのは、ええと……」


キスティス「ゼル・ディン。あの賑やかな彼ね」



371:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 17:53:41.01 ID:1fraYGKuO


スコール「……うるさいだけだ。メンバーは変えられないのか?」


鈴木「すんません、今度こそ現場ではロケ弁当って出ますかね?」


スコール「……できれば、違う奴と組みたいんだが」


スコール(こいつも含めて……な)


キスティス「気持ちはすごくよくわかるけど、それはだめ」


鈴木「弁当は?」


キスティス「コホン……ゼル! ゼル・ディン!」


……。


シュッ、シュッ、シャッ


スッ、クルッ、タンッ、ダンッ!


ゼル「……!」ニカッ


……。



372:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 17:58:37.99 ID:1fraYGKuO


ゼル「お! お前と一緒か」


スコール「……」


ゼル「よろしく!」スッ


スコール「……」


ゼル「……で、そっちは噂のスズキさんだろ?」


鈴木「はぁ、鈴木ですけど何か?」


ゼル「へへっ、よろしくな」スッ


鈴木「その顔刺青? いやーそんなのつけて大人になってどうすんの?」


ゼル「……」


キスティス「こういう人よ」


スコール「こういう奴だ」


ゼル「はぁ……ま、よろしく……な」


鈴木「いやー、親の顔が見てみたいねホント」


キスティス(大丈夫かしら……)


スコール(遠慮のない奴……)



374:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 18:03:32.73 ID:1fraYGKuO


ゼル「なあ、おまえあのサイファーと仲が悪いんだろ?」


ゼル「今朝もケンカしてギタギタにやられたって?」


スコール「あれはケンカじゃない。トレーニングだ」


ゼル「そう思ってるのは、おまえだけじゃないのか?」


鈴木「いやあ、俺もさっきね。

   変なゴリラみたいな怪物相手にケンカしてきてさ……

   いやー、マジで辛いねマジで」


ゼル「そ、そうか。そいつは大変だったな……うん」


ゼル「サイファーの奴は嫌がらせしてるだけ……」


鈴木「あ、わかってくれますこの苦労? 

   いや~仕事とは言え本当にね、辛いんスよ~」


ゼル「そ、そうだな。うん」


ゼル(あんたに話は振ってないだろ……!)



376:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 18:07:23.62 ID:1fraYGKuO


スコール「……相手にしなければいいんだ」


ゼル「そ、そうはいかないだろ。同じ班の仲間なんだからよ」


スコール「それに、サイファーの事だっておまえには関「関係ない」」


スコール「……」


キスティス「あのねえ……」


キスティス「そのサイファーなんだけど、あなたたちの班長よ」


ゼル「班長!? アイツが?」


鈴木「えっ、何何何何? 全然何も聞いてなかった。もう一回もう一回」


スコール(……仲間? こいつが?)



377:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 18:10:39.83 ID:1fraYGKuO


キスティス「変更はできないわよ」


キスティス「サイファー、サイファーはいる?」


サイファー「……」ツカツカ


風神「……」


雷神「……」


スコール(風紀委員、勢揃いってわけか)


鈴木「あ、さっきのホラ……ジュース買ってくれた人だ」


雷神「か、買ってないもんよ。そんな記憶ないんだもんよ」


鈴木「あれれ~、そうだっけ?」


スコール(もう面識があるのか?)


キスティス「コホン、サイファー。あなたが班長よ、がんばりなさいね」


サイファー「……」



379:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 18:13:40.47 ID:1fraYGKuO


サイファー「先生、俺はがんばれって言われるのが嫌いなんだよ」


サイファー「その言葉はデキの悪い生徒に言ってやれ」


キスティス「なるほど」


キスティス「サイファー、がんばってね」


ゼル(おっ、いいぞいいぞ先生)


キスティス「あとスズキさん、本当に! 気をつけてね」


スズキ「え、あ、はい、がんばります」


サイファー「……!」ザッ


サイファー「キスティス先生をリストに加えろ」



381:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 18:17:28.26 ID:1fraYGKuO


鈴木「……あ、そっか」


鈴木「デキの悪い生徒ってそこのサイなんとかさんの事か。

   あ~、なるほど今理解出来たわ~」


サイファー「!」


雷神「!」


風神「……」


サイファー「……このメガネもリスト入りだ。特別大きく名前を書いてやれ」


鈴木「……え、何。俺なにかしたの?」


ゼル(おいおいおい、どんだけだよこの人)


スコール(度胸だけは一人前かもな……)


鈴木「あ~、腹へった」


ゼル(それ以外はポンコツもいいとこだぜ……)


キスティス「……さて!」



383:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 18:21:35.85 ID:1fraYGKuO


キスティス「あなたたち四人はB班です。

       チームワークで試験を乗り切りましょう」


サイファー「チームワークってのはな、俺に迷惑をかけないってことだ」


サイファー「これはルールだから忘れるんじゃねえ。いいな! 

      特にそこの眼鏡野郎!」


鈴木(わあ、女の先生めっちゃ睨まれてて……)


サイファー「……」ジッ


鈴木「って眼鏡って俺ええぇぇぇ!!」


雷神(うわぁ)


風神(馬鹿?)


ゼル(俺が言うのもなんだが……うるせえ人だな)


スコール(ムードメーカー……にはならないか。悪いうるささだ)



386:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 18:27:20.23 ID:1fraYGKuO


シド「全員そろいましたか?」


シド「……君たちがこれから行く場所は本物の戦場であり、

   行われているのは本物の戦闘なのであります」


シド「生と死、勝利と敗北、名誉と屈辱、すべてが隣り合わせの世界」


鈴木「M-1大会みてえだな~」


シド「……」ポリポリ


シド「どうです、おじけづいた人はいませんか?」


鈴木「すんません、僕M-1の世界をよく知らないんですけど……」


風神(彼何言?)ヒソヒソ


雷神(さすがの俺にもわからないもんよ)ヒソヒソ


シド「……とにかく、SeeDにふさわしいとアピールを」


シド「さあ、行きなさい」



390:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 18:32:22.18 ID:1fraYGKuO


移動車中


ゼル「な、スコール。ガンブレード見せてくれよ」


スコール「……」


ゼル「な、ちょっとでいいから」


スコール「……」


鈴木「あ、僕のロッドでよかったら見ますか?」


ゼル「あ、それはいいです……」


鈴木「え~、そう。ふ~ん」


鈴木「……」


ゼル「終わりかよ!」


鈴木「えっ、何が?」


ゼル「全く、スコールといいあんたといい……何考えてるんだよ」


スコール(俺を一緒にするな……)



394:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 18:37:52.02 ID:1fraYGKuO


ゼル「……」


シュッ、タンタン、キュッ、キュッ


シュッ、シュッ、シュッ


鈴木「うあっ、危ないよ危ないよ!」


サイファー「……ウザイんだよ」


サイファー「チキン野郎に……病弱野郎」


ゼル「あ・ん・だ・と?」


鈴木「いや、僕元気なんですけど」キリッ


サイファー「ククク……」



395:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 18:39:56.35 ID:1fraYGKuO


キスティス「いい加減にしなさい!」


鈴木「あ……ど、どうもありがとうございました」


スコール(?)


ゼル(?)


キスティス(?)


鈴木「いや、いい加減にしなさい……って言われたら

   漫才が終わるんで終わったんですけど、

   今のボケわかりにくかったですかね?」


スコール(わからない奴……)


サイファー「ククク……」


スコール「……先生」


スコール「今朝、保健室にいた女子は誰だ?」



398:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 18:42:14.45 ID:1fraYGKuO


サイファー「……最高だ」


サイファー「俺のチームはチキン野郎と色気づいた兄ちゃんと意味不明野郎か」


ゼル「……!」グググググ


鈴木(俺がチキン野郎なのかなあー)


サイファー「ククク……」


キスティス(本当にこのメンバーで大丈夫?)



401:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 18:47:51.79 ID:1fraYGKuO




スコール「あの船か」


サイファー「もう後戻りはできないぜ」


鈴木「わー、すげー海だよ海! 釣りするぞ釣り!」カチャカチャ


スタッフ「おまえたちが最後だ! 早く船に乗りなさい!」


サイファー「……スコール。俺をガッカリさせないでくれ」


キスティス「ほら、駆け足!」


鈴木「え、せっかく釣る準備したのに……」


サイファー「それと意味不明野郎」


鈴木「あ、俺?」


サイファー「出来れば最初の戦闘で、

      流れ弾にでも当たって死んでくれ」タタタタッ


鈴木「? 死んだら釣りできねーじゃねーか!」タタタタッ


スコール(わかってない奴……)


ゼル「なんつーか、お前あいつも結構すげえんだな……」タタタタッ



406:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 18:59:15.29 ID:1fraYGKuO


シュウ「依頼があったのは18時間前」


シュウ「開戦は72時間前からで……」


シュウ「開戦から49時間後、ドール公国は市街区域を……」


鈴木(何言ってるか全然わかんねえや。三日前とかでいいじゃん)


シュウ「以上が現在の状況だ」


シュウ「次に任務について……」


鈴木(あー、また眠くなってきた。腹もへったし)



408:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 19:04:16.71 ID:1fraYGKuO


サイファー「俺たちは何をするんだ」


シュウ「君たちには市街のガ軍を排除してもらう」


ゼル「責任重大だ」


サイファー「楽しくないな」


鈴木「すんません、話が全く見えないんですけど」


サイファー「ようするに、SeeDの連中のおこぼれちょうだいだろ?」


シュウ「言うまでもないことだが……」


シュウ「撤退の命令は絶対だ。これは忘れるな」


鈴木「あ、もう帰っていいんですか?」


シュウ「特にサイファーと……スズキ」


サイファー「意味不明野郎と同じ扱いか……クク」


鈴木(やべー本当に何もわかんねえ)


シュウ「まもなく上陸だ」



410:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 19:08:17.09 ID:1fraYGKuO


シュウ「質問のある者はキスティスに聞くように。以上だ」カツカツ


スコール(さて、どうしようか……)


キスティス「ん、スコールどうしたの?」


スコール「いや、なんでもない」


スコール(さて……)


サイファー「いいかよく聞けよ。

      今回の作戦はドールに侵入したガルバディアのクソヤローどもを

      片っ端からブチのめす事だ」


鈴木「ああ、それならわか……ってええぇぇぇ!」


スコール(うるさいな……)


サイファー「……おまえたちは班長である俺の命令にだけ従ってればいいんだ」



411:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 19:12:14.81 ID:1fraYGKuO


スコール【スズキに話しかける】


鈴木「はい、なんすか?」


スコール「戦闘は……大丈夫か?」


鈴木「はあ、まあなんとかなるでしょ。いざとなったら任せます」


スコール(不安だ……)


サイファー「チキン野郎がまた一人……」


ゼル「あ? 誰に言ってんだテメー」


サイファー「ククク……」


鈴木「ドゥフフ」


サイファー「……」バンッ!


キスティス「はいはい、おしゃべりはそこまで」


キスティス「間もなく上陸よ。それぞれ準備して」



413:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 19:15:38.79 ID:1fraYGKuO


サイファー「……さてスズキ。おまえ、外の様子を見てこい」


鈴木「え? 外って海でしょ?」


サイファー「これは班長命令だぞスズキ。さあ、外の様子を見てくるんだ!」


スズキ「ちぇー、偉そうにしちゃってさ……」ブツブツ


サイファー「返事は了解、だ! バカ野郎!」


スズキ「へーい、ったく自分で見てこいってんだ……」スッ


キスティス「……」クスッ



415:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 19:19:54.64 ID:1fraYGKuO


【挿入ムービー】


ドクン ドクン


ドクン ドクン


鈴木「わ~、何か島が見える……」


ドーン ドーン


鈴木「ってええぇぇぇ! 何爆発してんの!」


ドーン


鈴木「いやいやいやいや! ドーンじゃないって! 船ストーップ! 

   このまま進んだら死んじゃうって、ストーップストーップ!」


……ドン、グラッ。


鈴木「わわ、ちょ、ちょ、海に落ち……」


グラッ


鈴木「うおわーっ!!」ザッパーン


……。



419:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 19:25:19.07 ID:1fraYGKuO


上陸


スコール「……」タタタタッ


キスティス「さあ、B班受け持ち地域は【中央広場】よ!」


ゼル「了解」


サイファー「……」


キスティス「かならず、戦闘前にGFの装備を……ってあら、スズキは?」


サイファー「ククク、海に落ちて名誉の戦死じゃねえか?」


スコール(いくらあいつでもそんな事……大方また船内に戻ったとかだろ)


鈴木「ぜぇ、ぜぇ……た、たすけて! たすけて! あうっ!」ザパーン


ゼル「波にさらわれて消えたぜ……」


キスティス「……」


サイファー「ククク、見ろよ水泳野郎だ」


スコール(サイファー、楽しそうだな……)



421:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 19:29:35.90 ID:1fraYGKuO


鈴木「ゲホッ、ゲホッ、ああ、死ぬかと思った……」ヨロヨロ


スコール(タフな奴……)


サイファー「行くぞ。誰かさんのせいで出遅れだ」ザッザッザ


サイファー「そのまま消えればよかったのによ!」


鈴木「ぜぇ……はぁ……な、何? どっか行くの?


スコール「俺たちの受け持ちは中央広場だ、ついてこい」ザッザッザッ


鈴木「うぇええ……死ぬほどだりー……」


ゼル「スズキさんよ……腰にワカメついてるぜ」


鈴木「ああ……あんたにあげます。はい」スッ


ゼル「いや、せっかくだけどいらねえよ」


スコール(やれやれだ……)



424:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 19:34:46.03 ID:1fraYGKuO


鈴木「階段つれー階段つれー……」


スコール「……来るぞ」


鈴木「へっ?」


ガルバディア兵士「こいつらがドールの援軍なのか!」


鈴木「なんか剣持ってるよおえぇ!」


サイファー「騒ぐな、戦闘だ……ワクワクするぜ」


ガルバディア兵士「生意気な、やっちまえ!」


サイファー「はっ!」ザシュッ


ガルバディア兵士「うわぁぁ!」バタッ


ゼル(一撃……さすがにつええ)



425:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 19:35:48.88 ID:YsRTk75Ni


http://proshop-sansui.st.wakwak.ne.jp/blog-un/wp-content/uploads/image/SANY0233.jpg


顔がわからなかったからググってみたがこいつか



426:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 19:39:28.13 ID:1fraYGKuO


スコール「……」ザンッ


ガルバディア兵士「ぐっ……うっ」バタッ


鈴木「わー、死んだ死んだ! マジでぇぇぇ!」


サイファー「……おい、水泳野郎。俺は今いい気分なんだ……あんまり騒ぐな」


サイファー「こいつらみたいに静かにさせて欲しいのか、ん?」


ゼル「サイファー!」


スコール「……」


サイファー「ククク……楽しんでるかスコール」


スコール(ずいぶん楽しそうだな、サイファー)


鈴木「わ~早く帰りたいよ……」


スコール(緊張感のない奴……)



429:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 19:43:09.52 ID:1fraYGKuO


サイファー「おい! ガルバディアの臆病者!」


サイファー「コソコソしないで出てこい! 俺を退屈させるな!」タタタタッ


ゼル「……バカだぜ、あいつ」


鈴木「すんません、これってどこまで行くんすかね?」


スコール(それを聞くのはニ度目だ……)


ゼル「中央広場だよ、この先だ」


鈴木「あ、そこいったら休憩でお弁当食べられる?」


スコール(……)


ゼル(バカだぜ、こいつも……)


スコール「……行くぞ」



431:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 19:47:25.97 ID:1fraYGKuO


中央広場


サイファー「まだ敵がいそうだな……」


サイファー「近くに敵がいないか見てきてもらおうか! スズキ」


鈴木「え、俺一人で?」


サイファー「そうだ。返事はどうするんだっけかな?」


鈴木「ええっと……う、うけたまわわります?」


スコール(噛んだ)


ゼル(噛んだ)


サイファー「噛んでんじゃねえバカ野郎が! 了解だ、さっさと行け」


鈴木「へ~い」スタスタ



433:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 19:51:41.66 ID:1fraYGKuO


広場の外れ


鈴木「あっ」


ガルバディア兵「ん……SeeDか!?」


鈴木「あれ、一人?」


ガルバディア兵「問答無用だ!」ズワッ


鈴木「……」スッ


ガルバディア兵「な、か、かわした……?」


グルン


ガルバディア兵(あ、あれ。空が回って俺の上に下に……あれ?)


ドシャッ!


鈴木「ふぅ……人間相手なら投げ技で楽勝なんだけどなー」ポリポリ


鈴木「モンスターとかマジ卑怯だわ~」


鈴木「……気配がなくなった」スタスタ



438:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 19:56:16.51 ID:1fraYGKuO


サイファー「お来たか」


ゼル「ど、どうだった? 敵はいなかったのか、大丈夫だったか?」


鈴木「ああ、えっと、一人変なのがいたけどぶっ飛ばしといたよ」


ゼル「本当かよ! すげえなあんた!」


スコール(へえ……意外とやるのか?)


サイファー「ククク、始めからそんな敵はいなかったんだろうな」


ゼル「そりゃあないぜ、サイファーさんよ!」


鈴木「?」ポカーン


サイファー「ククク、バカにされて気付かないってな。

      さて、敵さんの到着まで待機だ」


スコール(本当に……スズキの話は嘘なのか?)



445:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 20:01:06.89 ID:1fraYGKuO


ゼル「なあスズキよ」


鈴木「はい?」


ゼル「あんたが一人でガルバディア兵を倒したんだろ? 

   こいつに言い返してやれよ!」


サイファー「ククク」


鈴木「あー、よわっちすぎて倒したに入らないよ。一回投げちゃえば楽勝だから」


サイファー「ああ、すごいすごい」


スコール(全く信頼してないな)


犬「クゥ~ン……」


ゼル「お、こんな所に犬……か」


犬「……クゥ~ン」


ゼル「大人しいんだな。飼い犬か?」


鈴木「犬?」ヒョコッ


犬「! ウゥゥゥウウ!」


ゼル「い、いきなり凄み出したぞ!」



450:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 20:06:11.54 ID:1fraYGKuO


犬「ワン! ワン! ワン!」


鈴木「ああ~、俺動物に嫌われるんだよね。なんか嫌がる匂いがするとかで……」


サイファー「素晴らしい特技だな」


スコール(特技……ではないな)


犬「ワウッ! ワウッ!」ダダダッ


鈴木「わっ、こっち来んなバカ! バカ!」ダダダッ


ゼル「お、おい。噴水の周りで走っちゃ危な……」


鈴木「うおおおおっ?」ガッ


ザパーン


ゼル「……」アチャー


犬「ワン! ワン! ワン!」


鈴木「い、いてて……」


サイファー「ククク、スズキくんは海でも噴水でま泳ぐのが好きらしい」


スコール(……苦労する奴)



453:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 20:09:51.33 ID:1fraYGKuO


ズズズズ ドーン


スコール「始まったみたいだな」


サイファー「歓迎してやるか」


犬「ワン! ワウッ! ウゥゥゥウ!」


鈴木「邪魔だバカ! 来んな来んな来んな来んな!」ダダダッ


ゼル「こっちは終わらないんだな……」


サイファー「……おい! ガルバディア兵!」


サイファー「何を手こずっているんだ! 早く俺のところへ来い!」


犬「ワン! ワンワン!」


鈴木「早く向こういけよこいつ!」


スコール(こいつら、本当にうるさいな……)



456:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 20:14:07.56 ID:1fraYGKuO


……。


スコール「来ないな」


サイファー「……」イライラ


ゼル「……」コツコツ


犬「ワン! ワンワンワン!」


鈴木「しっ! しっ!」


サイファー「……まだおあずけか」


鈴木「ヘルプ! ヘルプヘルプヘルピッ!」


スコール(噛んだ)


ゼル(噛んだ)


サイファー「噛むより犬に噛まれろってんだよ……!」イライライライラ


鈴木「あー、ヤバいもう死にそうになってきた……」ゼェゼェ



465:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 20:18:57.35 ID:1fraYGKuO


……


サイファー「もう限界だ! 耐えられねえ! これは犬と水泳野郎の訓練か!」


犬「……ワオーン! ワオーン」


鈴木「や、やっと止まった……」ハァハァ


タタタタタッ


スコール「ん……」


ゼル「隠れろスズキ……さん」


ガルバディア兵「……」


スコール「おい……敵だ」


ゼル「どこ行くんだ、あいつら」


ゼル「……なんだ、あの山頂の施設は?」


サイファー「あそこへ行くぞ」


ゼル「そりゃ命令違反だぜ!」



466:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 20:23:59.98 ID:1fraYGKuO


サイファー「さっきまでヒマだって言ってたんじゃないのか?」


鈴木「はぁ……はぁ……」


サイファー「ヒマじゃなかった奴もいるがな」


ゼル「スコール!」


スコール「班長の判断には従うさ」


サイファー「……何が班長の判断だ」


サイファー「おまえだって暴れたいんだろうが」グイッ


スコール「あんたとの訓練の成果を試すチャンスだからな。

     どんな卑怯な相手にも負ける気がしない」


サイファー「その時は俺に感謝するんだな」


犬「ワンワン! ワン!」ダダダッ


鈴木「もう走るのやめろ! やめろ! やぁ~め~ろ!」


サイファー「お前は一生犬と訓練してろ!」



468:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 20:29:36.06 ID:1fraYGKuO


ゼル「あのなあ、これただの戦闘じゃないんだぞ。

   勝手な行動はマイナスでかいぜ?」


サイファー「おまえらはここに残れ。やる気のない奴はいらない」


ゼル「なんだと!」


鈴木「うぇええええ……」ダダダッ


スコール「本気にするなよゼル。それよりサイファー、行くなら急ごう」


サイファー「直ちに出発だ」


スコール「了解」


ゼル「チッ……了解」



469:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 20:31:23.26 ID:1fraYGKuO


サイファー「おい、犬野郎はどうする!」


鈴木「うぇええええ、わっがりました~! い、行くからた、助けろ早く!」ダダダッ


サイファー「よし、行くぞ」


ゼル(スズキ無視かよ)


スコール「……行くぞゼル」


ゼル「……やっぱり、あんたら同類だぜ」


鈴木「うぁあああああ!」ダダダッ


スコール「……あいつはやる気みたいだけどな」


ゼル「そういう問題じゃないだろ……」ガクッ



471:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 20:37:15.60 ID:1fraYGKuO


移動中


ザザザザッ


ドール兵「うわっ! あ、あんたたちは!?」


スコール「俺たちはガーデンから派遣されてきた。SeeD候補生だ」


サイファー「おい、山頂の様子は?」


ドール兵「ガルバディアの兵士たちが【電波塔】に入り込んでいる。

     それから……そもそもあそこはモンスターの巣窟で……」


ドール兵「うわっ!」


ズズズズ


スコール「来るぞ!」



475:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 20:41:29.86 ID:1fraYGKuO


戦闘後


スコール「モンスターまでいるのか」


ゼル「こりゃあ面倒だぜ」


サイファー「お楽しみが増えただけだ。さあ行くぞ」ダダダッ


ゼル「……お楽しみだあ?」


鈴木「はぁ、はぁ……あ、終わった?」


ゼル「おう。やっと体力回復したかい?」


スコール(戦闘中に座りっぱなし……減点もいいところだな)


鈴木「はぁ……目的地まだー? もうダリぃよ帰ろうよ!」


スコール「……」タタタタタッ


ゼル「……」タタタタタッ


鈴木「はいはい出たよ無視無視!」


鈴木「お~い待って待って~」タタタッ



477:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 20:45:07.67 ID:1fraYGKuO


電波塔前の崖


ガルバディア兵「発電装置動作確認完了」


ガルバディア兵「ブースター異常なし!」


サイファー「なにやってるんだ、あいつら?」


鈴木「えっ、何々?」ヒョコッ


サイファー「隠れてろバカ!」ドカッ


鈴木「いってー! は、腹はやめろ腹は!」


スコール「……しっ」


鈴木「ぐぅう……」


ガルバディア兵「ケーブル断線箇所確認、交換作業入ります」


スコール「修理……か?」



478:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 20:48:08.18 ID:1fraYGKuO


サイファー「ま、俺たちには関係ねえか」


サイファー「おまえ、本物の戦場は初めてだろ? 怖いか?」


鈴木「え、は、はあ。そうっすね、まだ鉄砲とか飛んできてないんで実感はわかな……」


サイファー「おまえじゃねえ! 犬野郎!」


スコール(よくやる……)


ゼル(よくやるよ全く)



479:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 20:52:05.74 ID:1fraYGKuO


サイファー「戦闘が終わって生きているって事は……

       着実に夢に近付いてるって事だ!」


スコール「は!? ゆ「夢!?」」


鈴木「へー、あんたも夢があるんだ、何々? 手堅く公務員とか?」


スコール「……」


サイファー「……」


サイファー「悪いな、おまえとするそういう話なら、パスだ」


ゼル「なんだよ! 俺にも聞かせろよ!」


鈴木「あーでも大企業に就職もいいよね、よくわかんねーけど」


サイファー「犬とその他大勢は引っ込んでろ!」


スコール(すぐに、これだ……)



483:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 20:54:33.78 ID:1fraYGKuO


ゼル「許せねえ……」シュッ シュッ


サイファー「どうしたゼル。ハエでも飛んでいたか?」


ゼル「……くっ!」


サイファー「ククク……」スタスタ


ゼル「あの野郎……!」


スコール「……」


……


「みい~つけたっ」



493:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 21:07:09.45 ID:1fraYGKuO


「キミたちB班?」


スコール「……」コク


鈴木「わ、女の子だすげー」


「あれ? 二人ってたしか……案内してくれた人だよね~!」

「ありがと~。おかげで少し迷わなくなったよ~」


ゼル「おいスズキ、誰だよこの子?」


鈴木「……さあ?」


「え~覚えてないの~。しょっく~」


「あ、それとも……まだ名前言ってなかったからかな」



500:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 21:13:44.36 ID:1fraYGKuO


「あたし伝令。A班のセルフィ」


鈴木「すいません、初めて会う人ですよね?」


セルフィ「が~ん! 本当に忘れてる」


スコール(さすが)


ゼル(ポンコツな記憶力だぜ……)


セルフィ「うう……気をとり直して」


セルフィ「班長はサイファーだよね。どこ?」


タタタタッ


サイファー『いつか聞かせてやるさ! 俺のロ~~~マンティックな夢をな!』


鈴木「ロマ、ロマンティックって」ドゥフフ



506:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 21:18:50.31 ID:1fraYGKuO


セルフィ「伝令ってつらいね~」スタッ


セルフィ「はんちょ~まてぇ~……」ザッ


鈴木「わっ、跳んだ」


セルフィ『なにしてんの? 行こうよ!』


スコール「……」


ゼル「まさか……スコール、この崖を飛び降りる気じゃ……」


スコール「そんなつも……」


鈴木「無理無理無理無理! 死んじゃう死んじゃう死んじゃう!」


スコール(そんなつもりないんだよ、うるさいな)


スコール「横の道から行こう」


ゼル「そう……だよな」


鈴木「あーびっくりした。マジ心臓がいくつあっても足りねえ」


スコール「……」



508:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 21:25:22.26 ID:1fraYGKuO


電波塔前


ゼル「これが電波塔か?」


セルフィ「おっきいねぇ~」


鈴木「すげーテレビ局みてえ」


ガーッ


ガルバディア兵「う、うわ~!」


サイファー「この臆病者どもめ」


セルフィ「あ」


セルフィ「班長が行っちゃうよぉ~」


スコール「仕方ない、俺たちも追いかけて……」


タタタタタッ


ゼル「ん? 何か後ろから走って……」


鈴木「あ、あれは……犬だぁああああ!」


犬「ワン! ワンワンワン!」ダダダッ



513:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 21:29:20.96 ID:1fraYGKuO


セルフィ「な、なんかすごい勢いで私たちに向かってくるよぉ~」


スコール「いや向かっているのは……」


ゼル「ああ……」


鈴木「ふっざけんな! なんでこっち来るんだよバカ犬野郎!!」ダダダッ


犬「ワンワン!」ダダダッ


セルフィ「わっ、ワンちゃんと眼鏡君もいっちゃうよぉ~」


スコール「……追いかけるしかないな」


ゼル「全く、班長といい犬といい……よくやるぜ」


セルフィ「あはは、まあ行こう行こう~」



514:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 21:32:51.94 ID:1fraYGKuO


電波塔内


ウィィィイーン


スコール「上に……行ったのか?」


セルフィ「班長とワンちゃ~ん!」


スコール「俺たちも行くしかない……か」


ゼル「みたい……だな」



519:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 21:39:39.06 ID:1fraYGKuO


……


ウェッジ「ビッグス少佐!」


ウェッジ「電波塔上層部に化け物のようなカゲが見えると

     報告があったのでありますが……」


ビッグス「……」バチッ バチッ


ウェッジ「ビッグス少佐!」


ビッグス「うるさいな! 私は今忙しいのだ!」


ビッグス「……どうして今さらこんなボロっちい物を。この……この私が」


ビッグス「修理せにゃならんのだ~。くぅ~」


ウェッジ「……修理にお時間かかりそうなので少し見回りに行ってきます」カツカツ


ビッグス「んー、あー、あれを……それして……」


ウィィィイーン


鈴木「……ん? ここは」キョロキョロ



520:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 21:43:15.57 ID:1fraYGKuO


鈴木「何やってんのおっさん」


ビッグス「ウェッジ、上官に向かっておっさんとは何だ! 

     おまえは今月の給料半分だ!」カチャカチャ


鈴木「はぁ……じゃあ上官」


ビッグス「うむ。ああ、ウェッジ。

     そこにある部品とレンチを取ってくれないか?」スッ


鈴木「ええ? どれ?」


ビッグス「その辺にあるだろう! 私は今手が離せないのだ、早くしろ!」


鈴木「はあ、これ……かな。はい」スッ



525:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 21:49:28.49 ID:1fraYGKuO


ウィィィイーン


スコール「!」


ビッグス「これをこうし……と、よし終わりだ」


……ウィィ


ガシン


ガシン


鈴木「うわ~でっけーアンテナ」


スコール「そこのおまえ、何をしている!」


ビッグス「なんだぁ? 貴様こそこんな所まで来て何をしている!」


ビッグス「お、おい! 下にいる兵はどうなっとるんだ?!」


ビッグス「ウェッジ! こんなガキ共はさっさと片付けろ!」サッ


鈴木「……はあ、どうも」


ビッグス「あ、あれ。ウ……ウェッジは?」



526:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 21:54:37.03 ID:1fraYGKuO


ビッグス「だ、誰だこの眼鏡はぁああああ!」


鈴木「失礼だな~。さっき修理手伝ってやっただろ~」


ビッグス「……」キョロキョロ


セルフィ「ん~」ルンルン


ビッグス「わ……」


ビッグス「私はもうこの電波塔には用がないから……」


ビッグス「か、帰るぞ! ど、どけどけ!」ススススス


ウィィィイーン


サイファー「残念だったな!」ガキン


ビッグス「あ……あぁぁぁーー! なんてことをするんだぁー!」


サイファー「黙れ!」



528:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 22:00:47.96 ID:1fraYGKuO


エンカウント・ビッグス


ビッグス「か、覚悟しろこのガキどもめ!」


スコール「……!」ザシュッ


ビッグス「ぐっ」


ゼル「でやぁっ!」ダンッ


ビッグス「ぐわっ!」


セルフィ「やー」カキン


ビッグス「ぐわぁぁぁ!」


鈴木「よしっ、えいしゃおらあああああ!」スススッ


ビッグス「近付かせるかバカめ!」ガガガガガ


鈴木「いてっ、いてっ! 俺の時だけ銃使うとかずりーよ!!」


ビッグス「うるさい黙れ! ウェッジの偽者め!」


ウェッジ「……少佐どの。アンテナの修理は完了し……ってうわあ敵だあ!」



530:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 22:05:42.94 ID:1fraYGKuO


ビッグス「ウェッジ、今までどこに行っていた!」


ビッグス「お前は今月の給料ナシ、だ!」


ウェッジ「ひえええ、来なければよかった……」


スコール「……」ザシュッ


ウェッジ「うわわわっ、こ、こいつら強いですよ!」


ビッグス「あの眼鏡を狙え! あいつだけは弱っちそうだからな!」


鈴木「?」


ウェッジ「わ、わかりました! たりゃああああ!」ザッ


ゼル「あ、危ねえ!」


セルフィ「よけてっ!」


ビッグス「わははは、そんなモヤシ野郎にかわせるわけ……」


鈴木「……」スッ


ビッグス「えっ……」



535:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 22:09:01.52 ID:1fraYGKuO


ウェッジ「し、少佐! 攻撃が当たりませ……」


グルン


グルン


ウェッジ「ってあれ、なんで少佐が逆さまに……」


ガツン


ビッグス「ウ、ウェッジィィ!」


ゼル「……ヒュ~」


セルフィ「やるぅ~」


スコール(なんだ今のは。よく……見えなかった?)


鈴木「あっぶねーな! そんなもん振り回して……当たったらどうすんだ!」


ビッグス「ぐ、ぐぬぬ……」


セルフィ「わ~。あの人ちょっとだけカッコいいかも~」



541:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 22:14:40.92 ID:1fraYGKuO


ビッグス「こ、この野郎!」ガガガガガ


鈴木「……」スッ スッ


ビッグス「じ、銃が……当たらないだとぉ……」


鈴木「いやー回避しようとおもえばっ、えばっこんな銃……」


セルフィ「あ、かみかみ~」


スコール(大事な所で噛むのやめろよ……)


ビッグス「う、うう……こいつ、強い……」


ピロリーン 450000


鈴木「……あ、塚っちゃんからお給料だ。

   あーまたドラマ決まったのかー、さすがだなー塚っちゃんは」


ビッグス「しかも金持ちだとぉ……!」



546:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 22:18:36.35 ID:1fraYGKuO


ゼル「戦闘中に入金かよ……」


セルフィ「わ~つかっちゃんてお金持ち~♪」


スコール(そういう事じゃないだろ……)


ビッグス「ぐぬぬ……!」


鈴木「そろそろ、あの人も投げちゃっていいっすかね?」


ゼル「強気だな」


セルフィ「やっちゃえやっちゃえ~」


スコール「……任せる」


鈴木「……」ズイッ


ビッグス「く、来るんじゃない!」


鈴木「……」スッ


ヴォォオオオ


スコール「ん……」



551:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 22:24:57.22 ID:1fraYGKuO


エンカウント・エルヴィオレ


ゼル「なんだあ、あいつは!」


スコール「電波塔のモンスター……か」


エルヴィオレ「ブオオオオオー!!」


ビッグス「な、何だこの風は!」


ウェッジ「わ、わわわわわ!」


エルヴィオレ「フシュ~……」



554:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 22:30:20.02 ID:1fraYGKuO


スコール「来るぞ!」


ゼル「おう!」


セルフィ「やっちゃうよ~!」

「」


セルフィ「……ってあれ、スズキはどこ~?」



ビッグス・ウェッジ・スズキ『ぎぇやぁぁぁぁああ……!』



スコール「……あそこだ」


ゼル「あのバカ……一緒に吹き飛ばされてやがる」


セルフィ「やっぱカッコいい言ったのてっか~い」


エルヴィオレ「……!」


スコール「今は……敵に集中するんだ」



556:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 22:38:26.70 ID:1fraYGKuO


ゼル「はぁ、はぁ……」


エルヴィオレ「グアァアア」


セルフィ「こいつつおいよ~」


スコール(状況はこちらが不利……か)


ダダダダダッ


鈴木「こらぁー!!」


セルフィ「あ、戻って来た~」


鈴木「お前ら俺を殺す気かぁああああ! 

   あぶっ、あ、あぶなく死ぬとこだったぞ!」


スコール(生きてるだろ……今それどころじゃないんだよ……ピンチなんだよ)


鈴木「ああー、マジで身体中痛いわぁ……」ボロボロ


スコール(全員ボロボロ……か)


たたかう>ティリン


スコール(これは……特殊技のサイン)



560:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 22:46:10.40 ID:1fraYGKuO


スコール(しかも……)


コマンド、スズキ


たたかう>ティリン


鈴木「ん?」


スコール「スズキ……」


鈴木「わあ、なんだこれ!」


ゼル「特殊技だ!」


鈴木「特殊……なんだって?」


エルヴィオレ「グオオオオ!」


セルフィ「な、なんでもいいから早く早く~!」


スコール「スズキ、撃て!」


スズキ「で、でもさー……」



568:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 22:52:28.39 ID:1fraYGKuO


スコール「たたかえ! 死にたいのか!」


エルヴィオレ「ギュワアアアア!」


セルフィ「も、もうだめぇ~!」


ゼル「スズキ!」


スコール「撃て!」



たたかう>助けて塚っちゃん


鈴木「う……うおおおおお!」キシュゥゥウウウウ


……。



572:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 22:57:45.86 ID:1fraYGKuO


バラバラバラバラ


スコール「なんだ……この音は……」


バラバラバラバラ


ゼル「おい……空を見ろ!」


バラバラバラバラ


セルフィ「なんか飛んでくるよ~!」


スコール「あれは……」


鈴木「ヘリコプターだ!」


塚地『お~い』


鈴木「塚っちゃんだ! どうしたのそのヘリ~!」


塚地『ドラマの撮影で近くまで来てなあ~! 

    ついでに拓の所に顔出しに来たんよ~!』


鈴木「ドラマか~やっぱ塚っちゃんはすげ~な~!」


バラバラバラバラ



580:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 23:03:22.13 ID:1fraYGKuO


セルフィ「あれがつかっちゃんか~」


スコール「……なんだあの兵器は」


塚地『あ~どうも~! ロケ先でうちの拓がお世話になってます~! 

    相方が迷惑かけてないですか~!?』


セルフィ「つかっちゃん、礼儀もいい人だよ~!」


ゼル「……こいつとは大違いだぜ」


塚地『ああ拓~! さっきドラマの出演料から半分振り込んだんやけど……

    ちゃんと入金されてたか~!?』


鈴木「あ~、なんか入金されてなかったよ塚っちゃん~!」


セルフィ「うわっ、さらっと嘘いったよ!」


塚地『そうか~! じゃあまた振り込んどくからちゃんと確認してな~!』


ティロリーン 450000



589:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 23:10:16.62 ID:1fraYGKuO


セルフィ「しかも振り込まれてるし!」


鈴木「ありがとう塚っちゃ~ん!」


エルヴィオレ「グ、グゥゥウウ……」


スコール「スズキ……敵がこっちを睨んでるぞ……」


鈴木「ああ、そっか。えっと……塚っちゃ~ん!」


塚地『どうした~!』


鈴木「こいつ強いんだけどさ、なんとかなんない~!!」


バラバラバラバラ


塚地『こいつか~。倒す前にちゃんとセイレーンはドローしたかー!?』


鈴木「塚っちゃんドローって何~!?」


塚地『もう、本当にお前は勉強せんな~!!』


鈴木「ごめんよ塚っちゃん~!」


ゼル「なんだよこいつら……」



597:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 23:15:40.10 ID:1fraYGKuO


ドロー・セイレーン


セルフィ「とったよ~」


塚地『お~し、下がってろ拓~!』


塚地『ア、ア……アルテマァァァアアア!!』


鈴木「もう塚っちゃん、その言い方面白すぎだよ~」ゲラゲラ


キュィィィ


ドドドド


ピカーン


セルフィ「うわ、すごい光……」


エルヴィオレ「グ、グギャアアアアアアア!」バタバタバタ


スコール「モンスターが……」


ゼル「すげえ、一撃だ……」



605:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 23:22:45.47 ID:1fraYGKuO


【勝利のファンファーレ】


塚地『……あ、俺もう撮影の時間だから行くわぁあああ!』


鈴木「ありがとう塚っちゃん~! また助けてな~!」


塚地『ピンチの時は言いやあ! じゃあみなさん、失礼しますぅ~↑!』


バラバラバラバラ


スコール「……行ったな」


セルフィ「いっちゃったね~」


ゼル「おかけで助かったけどな」


鈴木「あ~、塚っちゃんはやっぱ頼りになるわ~!」



629:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/13(日) 23:57:51.02 ID:1fraYGKuO


セルフィ「B班班長。伝令がです!」


セルフィ「SeeDおよびSeeD候補生は1900時に撤収。【海岸】に集合せよ!」


サイファー「撤収!? まだ敵はいるんだろ?」


鈴木「よかった~これでやっと帰れるわ~!」


サイファー「寄生虫は黙ってろ!」


セルフィ「……あたしはただの伝令だからそ~んなこと言われたって~……」


鈴木「塚っちゃんのヘリで乗せてってもらえばよかったな~」


スコール(多分そういう問題……ではないだろうな)



653:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/14(月) 01:11:07.20 ID:RxzUlCtY0


http://japan.techinsight.jp/2011/02/kazuki_201102121317.html



680:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/14(月) 04:57:40.87 ID:OvZIdkYuO


スコール「撤収は最重要命令だ。俺は船に乗り遅れたくない」


サイファー「1900時……あと30分しかない!」


サイファー「30分で【海岸】まで走れ!」


ウィイイイン


セルフィ「あ、自分だけズル~い」


鈴木「あ~、あ?」


ゼル「あいつ俺たちを何だと思ってやがる!」


スコール「直接聞けよ……行くぞ」



683:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/14(月) 05:01:01.67 ID:OvZIdkYuO


……。


ビッグス「あのバカガキどもが標的だ……」ピポパピ


ビッグス「いけ! いけ! いけ! いってしまえええ!」


……バタッ



686:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/14(月) 05:10:25.47 ID:OvZIdkYuO


電波塔前


鈴木「早く帰ろうぜ~、もうクタクタだよ~!」


ガシャンガシャンガシャン


スコール「ん……」


ゼル「な、なんだありゃあ……」


グワッ! ガッシャン


エンカウント・X-ATM092


スコール「軍用兵器か……」


鈴木「うおお! うおお! なんだこのでっけー……蟹みたいなの!」


セルフィ「とってもつよそうだよ~」


スコール「かまっている時間は無い。隙を見て逃げるんだ」



688:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/14(月) 05:16:25.32 ID:OvZIdkYuO


スコール「機械だからな……雷の魔法が効くはずだ」


ゼル「サンダーなら俺に任せろ!」シュウウウ ズダン!


X-ATM092「ゴウウ……」


セルフィ「もいっちょ~」シュウウウ ズダン!


X-ATM092「……」ピタッ


スコール「動きが止まった……今だ」


鈴木「ま、ま、ま、待って……こ、こ、腰が抜けて……」


スコール「立て。逃げるんだ」


鈴木「で、でも……」


たたかう>助けて塚っちゃん


シュィィイイイン



691:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/14(月) 05:20:16.94 ID:OvZIdkYuO


ブオン、キキー!


鈴木「あ、タクシーだ!」


塚地「もう~、迎え欲しい時は携帯に連絡入れろ入れろって

    普段から言ってるでしょ~」


鈴木「あ~、ごめんよ塚っちゃん。ありがとう~」


塚地「ささ、早く乗って乗って。みなさんも」


スコール「……」


ゼル「……」


セルフィ「……」


スコール「こんな山中で車か?」


塚地「大丈夫、四駆ですから」


鈴木「やっぱ塚っちゃん大事なところで助けてくれるよな~」


スコール「……」


バタン……ブオオオオン



695:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/14(月) 05:26:23.87 ID:OvZIdkYuO


バラム・港


スコール「無事に帰ってこれたな」


サイファー「……ふう。お出迎えご苦労」


風神「……」コクッ


雷神「試験どうだったもんよ」


サイファー「みんな俺の足を引っ張りやがる。班長ってのは大変で仕方ないぜ」


鈴木「……」ボーッ


サイファー「特に、約一名のお守りが……な」


風神「眼鏡怒!」


サイファー「よせ。行くぞ」


タタタタッ



697:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/14(月) 05:29:50.48 ID:OvZIdkYuO


キスティス「みんなお疲れ様。サイファーは?」


スコール「……」スッ


キスティス「夕方になったらガーデンに集合。それまでは自由時間よ」


鈴木「自由か~。じゃあ俺釣りしてこっかな!」


スコール「俺たちはガーデンに戻ってるからな」


ゼル「夕方までには帰ってこいよ」


セルフィ「こいよこいよ~」


鈴木「へいへ~い。あ~、やっと釣りができるよ~……よっと」スッ


チャプン


鈴木「あー……幸せ」



700:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/14(月) 05:33:55.30 ID:OvZIdkYuO


鈴木「ぼーっと釣り」チャプン


一時間後


鈴木「ぼーっと」チャプン


二時間後


鈴木「ぼーっと」チャプン


三時間後


鈴木「ぼーっと」チャプン


鈴木「……あれ、俺なんか忘れてる気がする……」


鈴木「……まいっか」


鈴木「ぼーっと釣り。やべー楽しい」



701:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/14(月) 05:38:19.85 ID:OvZIdkYuO


ブオン、キキー


塚地「こんなところで何してるんだ!」


鈴木「あれ、塚っちゃん。どうしたの?」


塚地「どうしたのじゃないだろ~。撮影終わったから

    ガーデンに向かおうとしたら……こんなところで釣りてお前」


鈴木「?」


塚地「? じゃない! SeeD試験の結果発表があるんだろ~」


鈴木「……ああっ、多分」ポンッ


塚地「全く……はよ乗りや。遅れる遅れる」


鈴木「塚っちゃん……」


バタン!


ブオオオオン



706:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/14(月) 05:46:33.25 ID:OvZIdkYuO


二階、教室前


ガーデン教師「ゼル……ゼル・ディン」


ゼル「やっっったぜぇえ! みんな、お先に~」タタタタッ


ガーデン教師「……スコール。B班スコール。こっちへ来なさい」


ガーデン教師「……スズキ。タク・スズキ」


……


ガーデン教師「どうした、いないのか」


……


ガーデン教師「今回の合格者は以上。すみやかに……」


鈴木「ち、ちょっと待ったあ!」ダダダダッ


ガーデン教師「……あと一秒遅かったら、合格は取り消しでしたよ」


ガーデン教師「スズキ、ではこちらへ。他はすみやかに解散する事」


鈴木「はぁ、はぁ……間に合った……」



707:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/14(月) 05:50:50.10 ID:OvZIdkYuO


学園長室


ガーデン教師「今回のSeeD認定試験合格者はこの4名です」


セルフィ「……」


スズキ「……」


ゼル「……」


スコール「……」


シド「まずはおめでとう。しかしながら……

   これから君たちはSeeDとして世界中に派遣されることになります」


シド「SeeDはバラムガーデンが世界に誇る傭兵のコードネーム」


鈴木「お、やったあ!! これでロケ終わって帰れる! 俺も洋平だあああ!」


シド「……」コホン


鈴木「あ、すいません。つい、たかぶっちゃって」



710:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/14(月) 05:54:04.28 ID:OvZIdkYuO


ガーデン教師「認定証およびSeeDランク通知書授与!」


シド「ひそひそ……(学園祭、楽しみにしてますよ)」


セルフィ「……」


シド「ひそひそ……(目立ちすぎないようにがんばるんですよ)」


鈴木「はいっ! 頑張りますっ!」


ガーデン教師「……静粛に」


スコール(SeeDになっても……うるさい奴)



712:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/14(月) 05:58:25.19 ID:OvZIdkYuO


ガーデン教師「解散!」


タタタタッ


鈴木「お~し、これで帰って冷たいビールでもグイッと……」


シド「あー、スズキさん。あなたはちょっと残って下さい」


鈴木「えー、すぐ終わりますか? でなきゃお断りですけど」


シド「ええ、すぐに終わりますとも。

   あなたの相方の……塚っちゃんさんでしたっけ?」


鈴木「はい、塚っちゃんは塚地ですよ」


シド「そのツカジさんに……その、相方のあなたからお願いできませんかね」


シド「あなたもぜひ【SeeD】になりませんか……と」


……。



713:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/14(月) 06:04:37.12 ID:OvZIdkYuO


……。


TVスタジオ


内村「……ええ、以上、ドランクドラゴンのVTRいかがだったでしょうか」


イモト「え、あの後どうなったんすか~?」


鈴木「いやあ、もう。テロリストと戦って大統領誘拐したり、

    学校で空飛んだり……しまいにゃ魔女と戦ってましたからね!」


宮川「うわ~メッチャ大冒険してるやん」


内村「え~、次回はその辺のVTRも含めて……ご紹介いたし、ます!」


内村「それでは、世界のはてまでイッテQ! また来週!」


鈴木「次回は俺が、列車の上で大活躍するよ!」


内村「ではみなさんそれまで、さようなら~!」





715:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/14(月) 06:06:35.14 ID:OvZIdkYuO


途中間隔あけて申し訳ない。


お誘いはお酒の付き合いでした。


FF8好きな人に、雰囲気を楽しんでもらえれば。


終わりです、保守と読んでくれてありがとう。



717:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/14(月) 06:09:24.67 ID:xsoYOo110


乙、ちょっと来週からイッテQの視聴を欠かさないようにするわ



728:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/14(月) 06:17:18.37 ID:tNV1Rf+/Q


おつ

鈴木の評価が変わるかと思ったけどそうでもなかったわ




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